ジャマイカカントリーサイドで日本人経営のゲストハウス「BREEZE HERE/ブリーズヒア」JAMAICA旅行、観光ガイド、レゲエ、Reggae、ダブプレート制作代行、雑貨卸・ジャークチキン料理

サマータイム真っ盛り♪子供たちの夏休みの半ば、ゲストハウス周辺は毎日元気で走り回る子供たちの笑い声が聞こえて来ます。サンフェス、ダンスホールクイーンとモンテゴベイ年最大のビックイベントを終えてみんなまったりモード。。。相変わらず長閑な日々。私も夏休みの聖と出かけたり時間を共に過ごしたり夏を楽しんでいます！
　
　今年はジャマイカがイギリスから独立して５０年。
　ジャマイカ小さな島は元々インディアン･タイノ族が住んでいました。1490年代のコロンブス上陸後、スペイン人の大虐殺によりタイノ族は滅亡。その後スペイン人による奴隷人身売買、主に西アフリカから砂糖産業のための過酷な労働を強いられる黒人奴隷をジャマイカに連れてくる事が始まり、スペインがイギリスに負けイギリス領になったその後も奴隷制度は続き、300年以上100万人以上の黒人奴隷がジャマイカの地に降り立ち、当時ジャマイカに入植統治していた白人数の倍以上の奴隷達が家畜以下の扱いで強制労働を強いられていた。逃亡する奴隷･マルーンの戦い、シャムシャープを中心とする奴隷達の反乱を経て、今日はジャマイカの黒人奴隷が奴隷でなくなった、解放された日。1838年8月1日、当時30万人以上いたジャマイカの黒人奴隷の手枷足枷は外され自由の身となった。
　今ジャマイカに住む人口の９０％の黒人は当時の奴隷たちの子孫。彼らは白人に反抗して奴隷を解放、独立へ導いた奴隷達をナショナルヒーローとして象徴敬い、奴隷という歴史を学校で学び、白人同様の扱いと生活が出来る日を今でも待ちわびて過ごしている。

　ジャマイカを知れば知るほど奴隷売買がされアフリカから来た奴隷の子孫だという事実を目にします。ジャマイカンの風習や現在の生活、言葉、マインド、それを歌にしたレゲエやダンスホール。その中で明るく元気に逞しく生きる彼らの心は素敵だと思います！
　５０年前にイギリスから独立した当時を知るローカルジャマイカンにインタビューすると｢当時よりも生活全体は良くなっているけど、良くなってない人たちも多くいる」という反応が多く貧富の差も大きいです。
　ジャマイカンも色々な世界で活躍しジャマイカという国が多くの人に知られる時代ではありますが、日本と比べるともう少しジャマイカンの生活全体が向上したらイイのにって思います。
　
　日本もアメリカやアジア諸島の戦略被害という歴史があり、その後の国交により少しずつ当時の謝罪行為もありますが、この奴隷制度という罪の償いはこの後何かされるのか!?何かしなくてはいけないのではないか!?と今日は奴隷という歴史と今の生活からこのような人身売買がこの後の地球において無いことを切に願い、ジャマイカの未来を少し明るく考えてみました。

　なお、ゲストハウスのあるSt.james教区では今日はサムシャープスクエアでのフェスティバルをはじめ、６日の独立記念日まで連日イベントが開催されています。気になる方はメッセージ下さい☆彡

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