今年の年明けは今まで行きたいと思っていたマルーンフェスティバルにようやく行ってきました!年に一度、毎年1月6日に開催されるジャマイカの祖マルーン族の新年祭りマルーンフェスには、山奥マルーンの地アコンポンにたくさんのサウンドシステムが集結し賑わう、この時期ジャマイカにいる方にはぜひ体験していただきたいオススメのイベントです!
今年はStoneLove、SoundTrooper、GT Tylerなど大御所サウンドの他にもサウンドシステムが出て、普段ひっそりとした山奥アコンポンの道は屋台で埋め尽くされ、朝まですごい人、人、人の山奥でしたw!夜はダンスがメインですが、日中はジャマイカの祖マルーン族の歴史文化展など開催されています。それにはドラムとダンスもあり、せっかくマルーン族の地アコンポンヘ行くのなら内容も知っておくとより楽しかったりします☆彡
マルーン族とは、今から約270年前、ジャマイカ奴隷時代に奴隷を止め逃亡した「逃亡奴隷」。農園などから逃げ出し白人農園主に見つかり殺されずに山奥深くへ逃げて行った勇敢なマルーン達は、牛の角笛アベングなど独自の通信手段や言葉を使い、やがて白人農園主を攻撃し他の奴隷達を助け出し膨大な数に膨れ上がっていた。ジャマイカ東側にはブルーマウンテン麓にマルーン族の集落ができ統治者は現ナショナルヒーロー唯一女性のナニー。そして西側には山奥アコンポンの統治者はナニーの弟キャプテンコジョーであった。
マルーン族の地アコンポンヘ行くとマルーン資料館がありコジョーの親族が周辺をガイドしてくれる。当時のアコンポンはマルーンの聖地とされ多くの聖域があり4角にSealGroudというパワースポットがあり西アフリカの伝統儀式のドラムとその風習は現在も続いている。マルーン族はアコンポンからさらに山奥に住み、白人から見つからないようにカモフラージュして約2時間の道のりを歩いてアコンポンヘ通っていた。アコンポンにはマーケットはもちろん学校や裁判所まであり自治体として稼働していたと言う。武器を蓄えたびかさなるイギリス軍からの攻撃を撃退し、1739年奴隷廃止前にアコンポンから約一時間歩いた山の中ピースケーブでキャプテンコジョとイギリス軍は平和条約を結びマルーン特別自治区域としての平和へ導いた。
コジョと姉ナニーの作戦会議。アコンポンでKindah(OneFamily)と書いてある場所でコジョは作戦をマルーン戦士に公示したという。西アフリカの部族によりコロマンテ、アシャンティ、ゴンゴという3つの部族は亡くなったあとに魂が争わないように墓の場所も分けている。
毎年1月6日はコジョの聖誕祭として行われるマルーンフェスティバル。一見ビッグダンスではあるが、この日はジャマイカを奴隷解放へと導いたオーべア黒魔術を深く信仰するマルーン族コロマンテのマウントライオン、コジョとマルーンの魂も蘇るという。このマルーンの勇敢な戦闘魂はジャマイカ歴史として語り継がれ、現ジャマイカンの社会的苦悩を勇気付けるよりどころの一つとなっています。
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